千葉大学園芸学部同窓会   平成29年度 戸定会 群馬県支部 講演会

日 時   平成29年11月26日(日) 15時00分~

場 所   前橋市 前橋テルサ

演 題  「面を打つ」

講 師    つつじが岡公園総合管理事務所       中村精一 先生

戸定会群馬県支部 総会

日 時   平成29年11月26日(日) 16時00分~                             場 所   前橋市 前橋テルサ

次 第

1.開会        司会 事務局長

2.挨拶            支部長

3.議事

議長選出

(1) 事業報告                     幹事長

(2) 会計報告           会計

(3) 29年度の計画について       幹事長

(4) 役員改選について             幹事長

(5) その他

4.戸定会本部講話「園芸学部の近況について」

戸定会  松岡延浩教授

5.閉会

 

戸定会講演会、研究セミナー開催状況報告

○講演会の開催状況

・日時 平成29年11月26日(日)  午後3時~4時

・場所 前橋テルサ 群馬県前橋市

・内容

本会会員で昭和50年に園芸学科を卒業された中村精一さん(つつじが岡公園総合管理事務所)を迎えて、「面を打つ」という演題で講演をしていただいた。

出席者は会員14名と、戸定会本部より松岡延浩教授が参加した。年齢は40代から80代であった。

講演では、氏が取り組んでいる能面の打ち方や能面と能の話が紹介された。

能面は能楽に使用される仮面のことで、700年前に完成した。能の大成とともに、いろいろ変化しながら、今の能面になってきた。種類は、基本的なものだけでも約60種あり、変形面や派生面を含めると約250種ともいわれている。翁、女面、男面、尉面、鬼神面、怨霊面、狂言面に分類される。

能楽は、能と狂言を合わせた総称である。能の演目は、フルバージョンでは「神」、「男」、「女」、「狂」、「鬼」の5番立てで、ひとつが1時間くらいかかり、この合間に狂言が入る。

能面の打ち方は、人間の顔の大きさよりやや小さめにし、木曽桧で作る。型取り、彫刻、裏塗り、下塗り、上塗り、彩色、仕上げの工程がある。いかに昔のものにまねて作るかを教わり、傷の位置もそのままにする。

顔の表情は左右非対称で、左側は人間の顔(迷い)、右側は神仏の顔(悟り)のように作る。舞台に左から入るため、右の頬が客に向き、帰りは左側が向く。最初は不安の顔が、最後は安堵した顔で退いていくという流れに対応するためである。また、下を向くと表情が曇り、上を向くと晴れるようにする。能面は、無表情といわれるが、偏らない表情が無限の表情を表す。

いずれも、大変興味深く、能面の奥深さ、魅力がうかがえるお話しであった。